Jboss EAP 7.0.0 beta を触ってみる(インストール編)
そろそろEAP 7x のベータ版でも触り始めようかと思います。おそらく、サーバーを起動するまでのところは、これまでと同様に、とても簡単でしょうから、サクサクと進めてみます。
JBoss EAP のバイナリは以下からダウンロード可能です。7.0.0 Beta は約150MbのZIPファイルでした。
あらかじめ、java などはインストールしておく必要はありますが、それらが既に整っている環境であれば、ダウンロードしたZIPファイルを適当な(あなたのお好みの)場所に展開するだけでインストールは完了です。
私はDockerコンテナでCentOS上で、以下の場所に展開しました。
[root@26d242beb516 jboss-eap-7.0]# pwd /root/jboss-eap-7.0
これでインストールは完了ですから、いつものように、./bin/add-user.sh コマンドで管理ユーザーを作成したあと、./bin/standalone.sh スクリプトでサーバーを起動します。相変わらず、あっという間に起動しますね、JBossは。
上述のとおり、今回はDockerコンテナを使って起動しているため、外からアクセス出来るように、どのTCPポートが使われているかを確認しておきます。
[root@26d242beb516 jboss-eap-7.0]# netstat -an Active Internet connections (servers and established) Proto Recv-Q Send-Q Local Address Foreign Address State tcp 0 0 127.0.0.1:9990 0.0.0.0:* LISTEN tcp 0 0 127.0.0.1:8080 0.0.0.0:* LISTEN tcp 0 0 172.17.0.2:37296 150.65.7.130:80 TIME_WAIT tcp 0 0 172.17.0.2:59040 203.178.137.175:80 TIME_WAIT tcp 0 0 172.17.0.2:59038 203.178.137.175:80 TIME_WAIT Active UNIX domain sockets (servers and established) Proto RefCnt Flags Type State I-Node Path unix 2 [ ] STREAM CONNECTED 31391 unix 2 [ ] STREAM CONNECTED 38431
上述のように、9990と8080の二つのポートが使われているだけのようです。(少くともデフォルトでは。)
というわけで、DockerコンテナとしてJBoss EAP 7.0.0 Beta を使う場合は、この二つのポートをマッピングしてやれば問題なく利用できますね。
具体的には以下の要領です。
[基本] # docker run -it -p 9990:9990 -p 8080:8080 daijik/mycentos:eap700b /bin/bash bashに入ったら、 # /path/to/jdv/bin/standalone.sh -b 0.0.0.0 -bmanagement 0.0.0.0 と起動する。
[直接EAPを起動する] # docker run -it -p 9990:9990 -p 8080:8080 daijik/mycentos:eap700b /root/jboss-eap-7.0/bin/standalone.sh -b 0.0.0.0 -bmanagement 0.0.0.0